なぜX JAPANは東京ドームでライブをやらなくなったのか?

X JAPANのライブ会場と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「東京ドーム」。国内外にX JAPANを紹介する際も、

1991年に初の東京ドーム公演を行って以降、1992年には日本人アーティストとして初となる3DAYS公演を成功させるなど、復活後を含めこれまで18回にわたって東京ドーム公演を行ってきた。

と書かれるほど東京ドームはX JAPANのホームグラウンドと呼べるライブ会場です。

思い返せば、1993年の日本人初のカウントダウンライブ、1997年のラストライブ、2008年の復活ライブ・・・歴史の節目には必ず東京ドーム公演を実現させてきたX JAPANですが、意外にも2009年以降、東京ドームではライブを行っていません。

20年ぶりの国内ツアーが、瞬時にソールドアウトするほどの人気を誇るX JAPANであれば、東京ドームを2~3日連続で満員にすることは造作ないはず。今回の日本ツアーの会場候補に真っ先に選ばれてもおかしくありません。

ではなぜX JAPANは東京ドームでライブをやらなくなったのでしょうか?
その理由を考察してみます。

1.ライブ決定タイミングの問題
東京ドームのような大規模会場を抑える場合は、開催日の1年以上前から調整するのが一般的です。X JAPANの場合、ツアーの日程やスケジュール調整などギリギリに決まる場合が多く、いざ日程を抑えようとしても既に埋まってしまっているケースが考えられます。

特に数万人規模の会場だと、平日よりも、土日や祭日など集客力が高い曜日にイベントが集中するため、なおさら早めのブッキングが求められます。X JAPANの場合、半年後のスケジュールも流動的なので、1年先から会場を抑えることができないのでしょう。
今回の国内ツアーもすべて平日で、日程的にもかなりハードなことから、各会場の空き日程を元にツアースケジュールが組まれたと考えるのが自然です。

2.首都圏のライブ会場枯渇問題
音楽業界を襲う「2016年問題」として、最近ニュースになっています。施設の建て替えや、東京オリンピック開催に伴う補修工事で、首都圏の主なコンサート会場が来年から次々と閉鎖されます。代表的な会場を上げると、国立競技場はすでに建て替え中、2016年には「さいたまスーパーアリーナ」、そして「横浜アリーナ」も改修工事に入ります。そうなると首都圏にある数万規模の会場が枯渇し、東京ドームは、なおさらブッキングが難しくなっている状況と言えそうです。

(とはいえドームクラスでライブが出来るアーティストは日本に数えるほどしかいないので、最も影響を受けるのは、数千人規模の集客を見込む中堅アーティストですが。)

詳しくは下記をご覧ください。
ライブ会場不足が深刻化!音楽業界を襲う「2016年問題」とは?

3.「Xジャンプ禁止」問題
X JAPANのライブでは欠かせない「Xジャンプ」。この「Xジャンプ」目当てにライブに行くファンも多いのではないでしょうか。
しかし近年、この「Xジャンプ」が東京ドームでは厳しく制限されています。2008年の復活ライブでは、少なくとも「Xジャンプ禁止」と公言されていませんでしたが、翌年以降の東京ドームライブでは会場の至るところに「Xジャンプ禁止」の張り紙が貼ってあったのを記憶しています。メンバーも「ジャンプ」を煽るMCを控えるよう通達されていたとか。

それでもXファンなら「X」が流れた瞬間、体が勝手にジャンプしてしまいます。YOSHIKIも「X」をセットリストから外せないと思いますので、東京ドーム側が耐久性や安全性の理由から、会場提供を拒んでいる可能性も否定できません。

4.すでに東京ドーム出禁!?
前述の「Xジャンプ」禁止問題のほかにも、2008年の復活ライブで「東京ドームでの音楽演奏は21:30迄」と決められているにも関わらず、演奏時間を大幅に超えてライブを続けたこと(終了したのは22時40分)、以降のライブでは誓約書を書かされたことなど、何かとトラブルを起こしがちなX JAPANに東京ドーム側が積極的に会場を貸す理由が見当たりません。
YOSHIKIも過去に「僕らは“前例”があるので・・・。 (東京ドーム)出入り禁止!」と冗談交じりに語ったこともあるので、あながち間違いではないかも?

5.資金繰り問題
ここまで4つの可能性を上げてきましたが、現実的には「資金繰り問題」が最も可能性が高いと考えています。近年、コンサートの設営や運営にかかる費用は増える一方で、特に東京ドームのような野球場をコンサートに利用する場合は、多額の設営費用がかかります。復活ライブはhideのホログラム再現などもあり、25億円の費用がかかったことが話題になりましたが、通常のドームライブでも数億円~十数億の費用は見ておく必要があります。

通常、これらの費用はアーティスト個人が支払うわけではなく、大手レコード会社や協力会社、スポンサーなどが負担し、ライブ後に収益を確保する仕組みですが、この記事でも触れたように、X JAPANはどこの大手事務所にも属しておらず、過去の「XJAPAN制作運営管理委員会」のような後ろ盾もない、いわばアマチュアバンドなので、多額の設備投資を自分たちで捻出しなければなりません。

コンサートにかかる数億円の費用をすべて負担することは、X JAPANと言えど現実的にはかなり厳しいはずです。事実、2014年の横浜アリーナも、今回の国内ツアーも、すべて1万規模のコンサートホールで開催されますが、理由の一つに、ドームに比べ設営費用が安いからだと考えられます。この規模の会場がX JAPAN単体で捻出できるギリギリのラインなのでしょう。

これらの仮説が正しいとするならば、もうX JAPANは永遠に東京ドームでライブができないのでしょうか?

X JAPANが東京ドームでライブをするための条件は?に続く。

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コメント

  1. woohsheherher22go より:

    X JAPANをアマチュアバンド…との捉え方されていらっしゃるみたいですが
    運営方法の差(大手事務所or個人とか)はあっても
    バンドとしてはぷろふぇっしょなる。
    そこはゆずれません。
    (メ・ω・)