YOSHIKIが今までに、生み出した楽曲の中には、作詞クレジットが「白鳥瞳」「五十嵐美由姫」などと記載されている場合がある。「この人、誰?」と思うかもしれないが、実はこれすべてYOSHIKIが作詞をするときのペンネーム。
楽曲のイメージや詩の内容によって名前を使い分けているそうだが、YOSHIKIは一体いくつペンネームを持っていて、どんなときにペンネームを使うのだろうか?ペンネームの意味を知ることで、YOSHIKIが生み出す「詩の世界」をより一層深く理解できるはずだ。
ほとんどの楽曲の作詞クレジットは「YOSHIKI」。YOSHIKI名義の詩は、ネガティブではないが混乱している歌詞を書く場合に使用されるとのこと。「Tears」ではYOSHIKIと白鳥瞳の共同作詞となっており、これを踏まえると、どの部分がYOSHIKI作詞なのかすぐにわかるはず。
意外と多くの楽曲に登場するこのペンネームは、YOSHIKI曰く、基本的にポジティブ思考で、最後絶対プラスの方向に向かって終わる歌詞を書くときに使用するとのこと。ドラマーの「白鳥麗」という弟?がいる(という設定)。
代表曲:Tears、X、Stab Me in the Back、今を抱きしめて(NOA)
基本的に破壊、混乱にもポジティブにも当てはまらない、もっと意味のない部分の世界を表現するときに使うペンネーム。とのこと。現在までの作詞曲はX JAPANの「Standing Sex」のみ。
代表曲:Standing Sex
2004年に韓国のロックバンド「TRAX」に「Scorpio」という楽曲を提供した際に、作詞クレジットに登場。YOSHIKI本人が、この白鳥龍について語ったことは一度もなく、どういう人物なのか不明。
代表曲:Scorpio(TRAX)
「Scorpio」の作詞クレジットに「白鳥龍」とともに登場。(「Scorpio」は白鳥龍とMacDonald Douglasの共同作詞という扱い。)曲中のRAP調の部分がMacDonald Douglasの作詞だと思われるが、本当にYOSHIKIなのか真偽も含め、どんな人物なのか一切不明。
代表曲:Scorpio(TRAX)
工藤静香に「深紅の花」という楽曲を提供した際に登場。
代表曲:深紅の花(工藤静香)
実は上記のペンネーム以外にも作詞クレジットには登場していないが、過去にYOSHIKIが使った「別名」が存在する。様々な顔を持つYOSHIKIを象徴するようなこの「別名」にも触れておこう。
パンクバンドでドラムを叩いている人(という設定)。白鳥麗が作詞した曲はないが、L・O・Xというバンドの自主制作CD「SHAKE HAND」でドラムを担当した。歌詞カードには「はじめまして 白鳥麗です。白鳥瞳の兄弟です。 私も酒乱です。今度みんなで 呑みましょう。」と書かれてある。
YOSHIKIが主催するインディーズレコード会社「エクスタシーレコード」の社長の名前(だった)。もちろん会社法上の社長はYOSHIKI。
・・ということで実はたくさんのペンネームを持つYOSHIKI。
今回は、今まで登場したことのある8名のペンネームを紹介しましたが、今後もペンネームは増えるかもしれません。YOSHIKIの楽曲を聴く際には、作詞作曲クレジットが誰になっているのか、確認してみるのも楽しみの一つです。