(2017/03/17更新)X JAPAN Newアルバムのリリース戦略を予想!

※X JAPAN Newアルバムの収録曲を予想した記事はこちら

2017年3月3日に全世界で発売されたX JAPANドキュメンタリー映画のサウンドトラック「WE ARE X」が、UKロックアルバムチャートで1位という快挙を達成!更に世界9か国のiTunesチャートで1位を獲得し、その勢いは留まることを知らない。

一方で冷静にチャートを見ればUKロックアルバムの1位でも、アルバム全体チャートでは27位と「ジャンルとしてのロック」の世界的な弱体化を嘆く声も聞こえてきそうだが、日本人アーティストとしてロックの本場イギリスで結果を残したことは疑いようのない事実であり、X JAPANが今後の海外進出に向けて大きな手応えを得たことは間違いない。

こうなれば、いよいよ期待が高まるX JAPANのNewアルバムだが、皮肉にもサントラ「WE ARE X」の成功により、Newアルバムのリリース戦略はなお一層難しくなってしまったとも言えるだろう。

アルバムの収録曲は引き続きこちらの記事でUPDATEしていくが、本記事ではサントラ「WE ARE X」の状況を踏まえ、Newアルバムのリリース戦略について考察してみたい。

なぜ「WE ARE X」はチャート上位に食い込めたのか?
YOSHIKIのいう「海外での成功」の一つの基準が、Newアルバムの海外セールス枚数だとするのであれば、今回発売された「WE ARE X」がなぜここまでチャート上位に食い込めたのか、理由を分析することが重要だ。

振り返れば2014年にX JAPANは「THE WORLD 〜X JAPAN 初の全世界ベスト〜」というベストアルバムを発売しているが、海外チャートではさほど話題にはならなかった。サントラ「WE ARE X」には新曲「LA VENUS」のアコースティックバージョンが収録されているが、X JAPANの代表曲という意味では「THE WORLD 〜X JAPAN 初の全世界ベスト〜」のほうがより網羅的といえる。それでもサントラ「WE ARE X」がここまで話題になったのは、同名のドキュメンタリー映画の存在があることに他ならない。

人々は映画を通じて、悲劇的な過去を背負いながらも、今を懸命に生きるバンドの姿に共鳴し、同時にX JAPANの楽曲の片鱗に触れる。映画を見たファンであれば、X JAPANの楽曲に込められた意味を理解するので、サントラ「WE ARE X」を聴くことで、より一層X JAPANのストーリーに引き込まれ、共感や感動を生む。共感する人が増えれば増えるほど、話題性が高まり、映画を見ていない人々へもX JAPANの楽曲が波及していく。まさに今イギリスを中心に巻き起こっている現象は、この循環が誰も予想していなかったほどに機能しているからである。

しかし、ここで着目すべきは「ドキュメンタリー映画が快進撃の発端になった」こと、そのものではなく、X JAPANとは「バンドストーリー」と「楽曲」が密接に関わっていて、その両方に触れてもらうことで、まさに「無限大の相乗効果を生み出せる」という事実がわかったことである。

YOSHIKIは今まで自身のストーリー(人生)を、楽曲そのものに込めてきた。しかしコアなファンならまだしも、一般的なリスナーがX JAPANの楽曲に内包されている「意味」や「背景」まで深く理解することは難しかったし、そんなことを知らなくてもX JAPANの楽曲は多くのリスナーの心に響いていた。

それが「WE ARE X」という(ある意味X JAPANのネタバレ的な)映画を通じて、一般リスナーにも、X JAPANが辿った壮絶なバンドストーリーをわかりやすく伝えられるようになったことで、X JAPANの裾野は一気に広がったと言える。

「バンドストーリー」と「楽曲」この2つが揃うことで、無限大の相乗効果を生み出すのであれば、Newアルバムのリリース戦略は自ずと決まってくるはずだ。予想してみよう。

Newアルバムに映画「WE ARE X」が同梱される可能性
「X JAPANの楽曲は、X JAPANの栄光と挫折の壮絶なストーリーから生まれたもので、言い換えればYOSHIKIの人生(Art Of Life)そのものである。」この事実を理解し、共感してもらうことためには、「アルバム」と「映画」この2つが両方必要なことはサントラ「WE ARE X」によって明らかになった。「X JAPANとは単なる音楽バンドではなく、YOSHIKIという人間の「生き方」そのものである」それを説明するために、Newアルバムの発売のタイミングで再び「WE ARE X」がフィーチャーされるのは必然といえるだろう。欲を言うならNewアルバム発売のタイミングに合わせて、映画「WE ARE X」もUPDATEされているのが望ましい。

Newアルバムは複数枚に分かれて発売される可能性 →ハズレ?(アルバムは全13曲とのこと)
ストリーミングやダウンロード販売が一般化しつつある音楽業界において、YOSHIKIは兼ねてから「フルアルバムとして発売することの意味」を自身に問い続けている。しかしその問いかけはサントラ「WE ARE X」の快進撃で答えが出たはずだ。少なくとも海外で現在のX JAPANに求められているのは「すべて新曲のフルアルバム」ではなく、「映画「WE ARE X」後のバンドの未来を提示すること」である。映画は2014年に行われたニューヨークMSGライブで締めくくられているが、その前後に生まれたX JAPANの楽曲が、まさに映画「WE ARE X」後のX JAPANの方向性を示しているといえよう。

UKチャートは4トラック以上、または収録時間の合計が20分を超えるものをアルバムと定義するので、復活後の新曲5曲程度をまとめたアルバム(「WE ARE X」同梱版も併せて発売)を第1弾としてリリースし、その結果をもとに、2枚目以降のアルバムの方向性が検討されると考えられないだろうか。

海外大物アーティストとのコラボの可能性
上記のリリース戦略予測はUKを中心とした欧州の音楽マーケットを前提にしているが、アメリカの音楽マーケットへの進出には更に困難が待ち受ける。アメリカでは映画「WE ARE X」の上映は既に終わっており、映画を発端にしたX JAPAN旋風が巻き起こっているとは言い難い。それはサントラ「WE ARE X」のリリースタイミングの問題だけではなく、(映画「WE ARE X」の中でKissのメンバーも語っていたように)特にアメリカ圏においては、音楽的要素以外にも日本人アーティストの進出を拒む様々な壁が存在する。それはX JAPANのバンドストーリーに触れた人々の共感性だけで壊せるほどたやすいものではない。アメリカでX JAPANのNewアルバムが商業的成功を収めるためには、アルバムリリース以前の根深い問題を乗り越えていかなければならないだろう。その解決の糸口はYOSHIKIの過去のSNS投稿から推察することができる。

そう、度々噂される「マリリン・マンソン」をはじめとする、大物海外アーティストとの極秘プロジェクトである。これがYOSHIKI単独なのかX JAPANを絡めたものなのかは不明だが、既にアメリカで一定の人気(認知)を獲得しているアーティストとのコラボレーションがアメリカ進出の突破口になる可能性を秘めている。アルバムに、彼らとコラボした楽曲が含まれていれば彼らのファン層が関心を示すだけでなく、アメリカマーケットへの受け入れられ方も変わってくるはずだ。

コラボするなら特定のアーティストより、様々なジャンルから複数のアーティストに参加してもらうのがよいだろう。殊更にジャンルを決めたがるアメリカマーケットを逆手に取って、ジャンルを超えたコラボレーションが実現出来れば、X JAPANの音楽的独自性が鮮明になるし、話題性も十分だ。

荒唐無稽な話かと思われるかもしれないが、実はX JAPANの新曲には、誰もが「参加」できる楽曲が存在する。あの楽曲がアルバムのリリース戦略も、世界進出の鍵も握っているのかもしれない。

ここまで示したいくつかの可能性は全て現時点の状況と情報を基にした、あくまで筆者の予想であることを再度断っておく。

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コメント

  1. ゆま より:

    話に水を差すようで恐縮ですが、チャートインした理由を分析するならイギリスのチャートと市場を分析しないと話にならないと思いますよ。

    実際の売上は約3000枚でした。決して少ない訳ではなくイギリスの市場を考えれば立派な売上です。
    しかしアルバムがチャートに食い込んだ理由は、今回のサントラが市場で全く売れて無い事や、CDよりダウンロードとストリーミングによる購入比率が高い市場にも関わらず売上のほぼ全てがCDセールスによるものだった事から分かるように、
    サイン会の会場やライブ会場の物販で日本人が大量にCDを購入したからです。

    現地に行った日本人のブログに会場の7割が外国人との証言がありましたが、
    つまり観客約1万人中日本人は約3000人。
    サイン会では司会の外国人が、日本語で「こんにちは」と挨拶してからイベントが始まりました。つまり来場者の大半が日本人。
    Youtube上にはサイン会で1枚、ライブ会場で1枚、一人で合計2枚買った日本人の動画がアップされてました。
    以上の事から今回の快挙にはジャパンマネーが大きく絡んでいたのは間違い無いです。
    ただし今回のウェンブリーを切っ掛けに、今後も頻繁にイギリスに立ち寄り、地道にライブを続ければ成功の可能性は見えてくるので、そこに期待をしたいと思います。