YOSHIKI香港公演中止で見せたファンへの覚悟

2016年12月29日に香港・AsiaWorld-Expoで開催予定だったYOSHIKIのソロコンサート「YOSHIKI Classical Special with Orchestra-HONG KONG」が開演2時間前に現地プロモーターの興行ライセンスの申請不備によって急遽中止になるという、前代未聞のハプニングが起きた。

「コンサート中止?またYOSHIKIか・・」そう思わないでほしい。今回は完全に現地プロモーターが悪い。YOSHIKI曰く、今回の公演にあたって2つの興行会社が絡んでいたとのことだが、両社ともにどちらかがライセンスの申請をしたと思いこんでおり、結果どちらも申請していなかったという単純ミスが招いた事態である。

YOSHIKIはその事実に混乱しながらも、すぐに翌30日に無料コンサートを同会場で行うことを発表した。

当日の緊迫した状況を、その夜に放送されたYOSHIKIチャンネルでYOSHIKI自身が語った内容と合わせて時系列にまとめてみた。そこにはコンサートへの強い信念と、ファンを最優先に考え行動するYOSHIKIの姿を想像することができるだろう。

12月29日未明 YOSHIKIが香港会場でのリハーサル映像をTwitterに投稿。リハーサルは順調に進んでいることが伺え、この時点ではまさかコンサートが中止されることなど、誰も予想だにしていなかった。

この数時間後、まさに開場直前というときに、YOSHIKIは現地プロモーターから今回の件を知らされたという。その事実に困惑しながらも、YOSHIKIは「お金のことは後で考えよう。既に会場の外まで来ているファンのために、無料ならコンサートは出来ないのか?」と打診。

開演に向けてギリギリの調整が行われている中、外で固唾を飲んで待つファンに対し、会場側から勝手に本日のコンサート中止のアナウンスが流れてしまう。

YOSHIKIはすぐに自身のTwitterから、コンサートはキャンセルではないこと。問題解決に向けて全力を尽くしていることをファンに呼びかけた。

時間が迫る中、ギリギリの交渉を続けたが、無料コンサートにする場合にも様々な制約があることがわかり、29日はコンサート自体を断念せざるを得なくなった。「翌日なら無料でもコンサートができる」そう現地プロモーターに確約させることが、YOSHIKIにとって最低限の譲歩であったに違いない。

YOSHIKIはすぐさま、会場の外で待つファンに対して直接謝罪。YOSHIKIは何も悪くない。しかし何度も頭を下げてファンに気持ちを伝え、翌30日の無料コンサートの開催を発表した。そしてさらに自身のTwitterやFacebookで今回の経緯を投稿。

誰よりもYOSHIKI自身が一番辛い思いをしているにも関わらず、誤解を受ける可能性があるにも関わらず、自分の言葉で今回の経緯をファンに向けて報告。そこにYOSHIKIの「責任感」という言葉では軽すぎる鬼気迫る「覚悟」を感じた。

その日の深夜、YOSHIKIチャンネルでYOSHIKIは涙を流し(時折中継を中断しながら)、今回の経緯をすべて自分の口から語った。何度も「悔しい・・」と口にしながら。。YOSHIKIは翌30日の無料コンサートに向けて万全の準備を進めると力強く語った。その時点で無料コンサート開演まで20時間を切っていた。

無料公演にすることによるステージプランの修正・・
数十人に及ぶコンサートスタッフのスケジュール調整・・
30日に予定されていた紅白歌合戦のリハーサル問題・・
会場の契約・・費用・・チケット払い戻し・・

今回の決断により起こりうるすべての困難を一身に背負い、それでも無料コンサートを決行することを決めたYOSHIKI。この事実を多くのXファン、YOSHIKIファンだけでなく、多くの人に知ってもらいたい。

今日の無料コンサートが無事開催されるだけでなく、昨日無念にも見れなかったファンの皆さんが一人でも多く会場に足を運べること、そして何よりYOSHIKIの笑顔が見れることを日本から祈っています。

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